売れる人と売れない人 話し方の違い

 

売れる人と売れない人って、どんなところが違うと思いますか?

もちろん、いくつかのポイントはあります。

ですが、圧倒的に違うと感じるポイントがあります。

 

それが、話がわかりやすいことです。

普通のことに感じるかもしれませんが、わかりやすさとは、お客様の購入意欲につながっていきます。
そして、わかりにくい話し方は、購入意欲が失われることに影響してしまいます。

では、わかりやすい話し方とはどんな点を押さえているのでしょうか。

 

【わかりやすい】話し方とは・・・

 

①お客様の世界にある言葉を使う

 

ここでの一番は、専門用語を使わないことです。これが、意外と使ってしまっているんですよね。。。

例えば、私は鞄を扱っていました。
社内の勉強会では鞄の開閉場所についているチャックのことを「ファスナー」と呼んでいたんですが、そのままお客様に「ファスナー」と言うと、『え?』という顔をされることも多々ありました。

また、先日保険の話を聞いたのですが、”損金”とか”保険料率”とか”有期払込”など、よくわからない言葉がたくさん並べられていました。
きっと保険業界にいる方にとっては当たり前の言葉なのでしょうが、保険について知識のない私にとってはちんぷんかんぷんです。
保険の方は真剣に話をしてくださっていたのですが、私はわからなすぎて、結局「また考えて、今度にします」と言ってしまいました。

自分にとってわからない言葉が並ぶと、理解しようという気持ちがなくなってきます。そうすると、『今回はやめておこう』と思ってしまうんですよね。

売れる人は、難しいことをとにかくわかりやすく話します。

売れない人は、簡単なことすら難しそうに話します。

大事なのは、知識があることをひけらかすことではなく、お客様にとって理解できる話をすることです。

そのために、ぜひ一度、あなたが使っている専門用語を洗い出してみて、お客様が使う言葉を用いながら話せないか考えてみてはいかがでしょうか。

 

②本当に伝えたいことを先に伝える

 

下記の2つの話し方を比較してみてください。どちらが売れる話し方でしょうか?

 

A:「通常、こういった炊飯器は、パーツが7~8つくらいに分かれます。だから、洗うのが大変なのですが、こちらはパーツが4つだけです。なので、洗いやすくなっています。」

B:「こちらは、洗いやすく、手入れがしやすいんです。というのも、パーツが少ないからです。通常の炊飯器はパーツが7~8でできていますが、こちらの炊飯器はたった4つのみなんです。だから、洗う時も楽ですし、時間も短縮できます」

 

売れる人は、圧倒的にBの話し方をしていることが多いです。

では、AとBでは何が違うのでしょうか。

Aも、Bもどちらも共通して伝えたいことは『洗いやすい』ということです。

伝えたいことは同じなのですが、伝える順番が違います。

Aは、説明をしてから⇒一番伝えたいことを話しています。
一方で、Bは一番伝えたいことを話して⇒補足説明をしています。

お客様の心が動く、わかりやすい話し方はBの方です。
Aは、お客様が最後まで真剣に聞かないと、何を言いたいのかわからないんですね。ですが、Bはすぐに一番伝えたいことを知ることができます。

お客様って、私たちが思っているほど集中力高くあなたの話を聞き続けてはいません。

だからこそ、最後まで集中しなくてもいいように、知ってほしいことを先に届ける。

これも、お客様のわかりやすさを高める大切なおもてなしといえるでしょう。

 

③一文を短くする

 

売れない人の話し方はわかりにくいことが多いです。では、どうして話がわかりにくくなってしまうのか。

振り返りやすいところでは、一文の長さにあります。

売れる人は、一文が短いです。

「こちらは、色が鮮やかです。そのため、持っていただくだけで顔映りが明るくなります。また、さらっとしているので着ていることを忘れるくらいに着心地です。さらには、後ろから見たデザインもおしゃれなんです。」と、こまめに「。」で切ります。

一方で、売れない人は、一文が長い。

「こちらは色がとても鮮やかなので、持っていただくだけで顔移りが明るくなりますし、さらっとしているので着ていることを忘れるくらいの着心地ですし、後ろから見たデザインもおしゃれです」と、「、」でつながっていくんです。

一文が長くなれば、長くなるほど、聞いているお客様は『何を言いたいんだろう?』とわからなくなります。

あなたの話し方は、一文が短くなっていますか?
一度、振り返ってみてはいかがでしょうか。

以上、売れる人と売れない人の話し方の違い【わかりやすさ編】をお届けしました。
この3つの点に注目して、他店の接客を受けてみると、『確かに3つのポイントを押さえているとわかりやすい』と実感していただけるかと思います。

 

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