お客様の気持ちが動く接客の大事なポイントは、意外と小さいこと

 

先日、
お世話になっている企業の方たち
食事に行ったときのこと。

 

酔いもだいぶまわってきた頃、
それまで趣味の話で
盛り上がっていた役員の方が
別の話を切り出されました。

 

僕がね、
 鈴木さんのことを好きなのは・・・」

 

その言葉を聞いて、
私の胸は高鳴ります。

 

だって、その方は
今まで何百と様々な研修
見てきた方ですから。

 

『他社事例があるところ?
 
 わかりやすいと
 感じてもらっているのかな?
 
 現場感があるって言ってくださるのかな?』

 

やっぱり自分の評価は
気になってしまいますから、
笑ってはいても、
心の中はドキドキです。

 

すると、役員の方は
もう一度同じフレーズから
話し始めました。

 

「僕がね、
 鈴木さんのことを好きなのは・・・

 

 語尾がはっきりしているところ
 なんだよね」

 

 

私は思わず言ってしまいました。

 

「え・・・
 そんなところですか???」

 

すると、
「そう。
 いろんな人見てきたけれど、
 たいていの人が
 肝心なところで語尾が消えるんだよ。

 でも、鈴木さんは
 どんな時でも
 語尾がはっきりしている。

 だから、自信が伝わるし
 それだけ真剣にやっているんだと
 思うんだよ」

 

『研修の内容、
 全く関係ないじゃないですか><』と
思う気持ちも
ちょっぴりありましたが、

そんなところで、
自信や真剣に取り組んでいること
感じる方もいらっしゃるんだなぁと
感じました。

 

ちなみに、私は
語尾まではっきり話すことは
意識しています

 

これは、
店頭に立っていた時に指摘された経験
あるから。

 

私、店内にある商品の中で
高額な商品を接客するのが
苦手だったんです。

 

もちろん、全然売れませんでした。

 

ある時、
その高額な商品を接客した後に
ニッコリしながら先輩が近づいてきて
言われたんです。

 

「今のじゃ、売れないよね~」と。

 

「どうしてそう感じたんですか?」
私は聞いてみました。

 

すると、
「だって、語尾が消えていて
 自信がなさそうなのが
 伝わってきたもん。

 私たちが自信のないものを
 お客様がいいと思うわけがないよね」と。

 

確かに!

 

と、妙に納得してしまいました。

 

それからは、
語尾まではっきり
顔を上げて話すことを意識しています。

 

こんな小さなことですが、
これを重ねていくうちに、
扱っている商品にも
自信が持てるようになっていきました。

 

今振り返ると、
そうしてから
トークを変えなくても、
お買い上げくださる方が
増えたように感じます。

 

語尾まではっきり話すだけで、
お客様が感じる印象が変わります。

 

そして、それ以上に
自分の中で
商品を大事に思える
”思い”が深まっていくと思うんです。

 

一見、『そんなこと!?』と思う
語尾ですが、
ぜひ大切にしてみてはいかがでしょうか。

 

それがあなたの言葉が
より届く助けになるかもしれません。

 

 

鈴木比砂江

 

 

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