心あたたまる特別なサービスは、すべてのお客様に気付いてもらえなくてもいい

 

こんばんは！

価格ではなく、価値で選ばれる
売れる接客コンサルタントの鈴木比砂江です。

 

　
すべてのお客様に
気付いてもらえなくても
いいじゃないですか

 

私は毎朝、
子どもを保育園に送り、駐輪場に自転車を預けて、
電車に乗り仕事へと向かいます。

 

その駐輪場での出来事です。

 

そこは、
定年退職をされた男性の方たちがスタッフとして働いています。

 

どの方も、
いつも気持ちよいあいさつで
「おはようございます！」と声をかけてくれて、

 

預けて出る際には
「いってらっしゃい！」と言ってくれます。

 

それだけで、
元気を注入してもらえる感じです。

 

さらにその駐輪場のよいところは、
雨が降っても自転車が濡れないことです。

 

一部しか屋根が付いていないのですが、
不思議と雨の後に取りに行っても座る部分が濡れていないのです。

 

私はいつも
『今日も濡れていない。ラッキー』と思いながら過ごしていました。

 

そんなある日、
夕立がちょうど止んだ時に、
私が取りに行きました。

 

 

 

すると、驚きの光景が目に飛び込んできました。

 

 

 

スタッフのみなさんが
タオルを持って、
何百台とある自転車を
１台１台拭いていたのです。

 

感動しました。

 

と、同時にそれまで拭いてくれていたことに
気付けなかった自分に恥ずかしく思いました。

 

雨の日も見えないところで自転車を拭いてくれている
駐輪場のみなさんのおかげで、

 

私はいつも快適に自転車を引き取り、
帰ることができていたのです。

 

 

これは他のお店でも
取り入れられることだと思います。

 

 

例えば、お洋服店であれば
試着室に入ったお客様の靴を磨いて差し上げる。

 

雨が降ってきたら、
お客様の他の荷物も雨カバーを付けますか？と
提案して差し上げる。

 

すべてのお客様が
あなたの心遣いに気付いてくれるというわけではないはず。

 

もしかしたら、
気付いてくれるお客様はほんのわずかかもしれない。

 

でも、お客様が
快適に過ごせるように取り組む。

 

そんな“わざわざ”が
お客様にとっての気持ちよさにつながり、
選んでもらえる理由の一つになっていくのではないでしょうか。

 

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