コンビニ店で感動した接客時の言葉
セールで店頭に出ている方も
多いのではないでしょうか。
おつかれさまです。
私は年末、
とっても心温まる接客を受けました。
場所は、近所のコンビニです。
7ヶ月ほど前に
近所に1軒のコンビニができました。
そのコンビニには、
週に1~2回、
娘と寄ることが多いです。
主に仕事の帰りに寄ることが多く、
出張から戻って、
母のところで待っている娘を
迎えに行き、
アイスや、
翌朝用の食パンを買うのが、
そのコンビニでの過ごし方です。
そのコンビニには
50代前半くらいの感じの
男性の方がいらっしゃいます。
回数を重ねる度に、
最初は「こんばんは」と
挨拶を交わしていたのが、
そのうち
店「大きな荷物を持って、
出張ですか?」
私「出張から帰ってきた
ところなんです」
店「じゃあ、お嬢ちゃんは
お母さんがいなくて
寂しかったでしょうね」
と、話すようになり、
店「今日も出張ですか。
おつかれさまです」と、
声をかけてくださるように
なっていきました。
最近は、時間が合わないのか
店頭で見かけることが
少なくなっていたのですが、
年末の30日に
私一人で寄った時に
その店員の方が
いらっしゃいました。
私から
「お久しぶりです」と
挨拶をしたら、
店員の方は、
「あー、よかった!
ちょっと待っててくださいね」
そう言って、
奥に消えていきました。
1分後くらいでしょうか。
小さな箱を持って
戻ってきました。
「これ、お嬢さんにプレゼント」
見ると、店頭に置いてある
飴付きのおもちゃです。
続けて、その店員さんは
言いました。
「お客様(私のこと)と
手をつないで
うれしそうに来てくれる姿が
うれしくてね。
お母さんが仕事で忙しくても
いつも寂しいのを我慢しているだろうから、
偉いなって、
頑張っているんだなって思って。
だから、これ。
よかったら、あげてください」と。
帰り際には
「年末はお客様は休み取れるんですか?
よかった。じゃあ、(娘は)
お母さんといっぱい一緒に過ごせますね。
いいお休みを過ごしてください」
そう声をかけてくれました。
こぼれそうな涙をこらえるのに
必死になるほど
心温まる2~3分の時間でした。
あたたかい気持ちになれたのは
娘にプレゼントをもらったからでは
ありません。
私たちなんて、
週に1回、多くて2回程度のお客。
しかも、
1回あたりの買い物は
200円程度です。
そんな私たちのことを
頭の片隅にでも置いていてくれたこと。
しかも、しかも、
買い物をする私ではなく、
その子どもまで見ていてくれて、
さらには、
その子がどんな気持ちで
いつも過ごしているのかを
想像してくれていたこと。
その店員の方の言葉からは
表面的ではなく、
本当に思ってくれていることが
伝わってきました。
この方のおかげで、
私は家に戻って、
娘に
「仕事で遅く帰ってくる時も
いつも待っていてくれてありがとう。
いつも、元気に「おかえりなさい」って
言ってくれて、ありがとう」と、
感謝を伝えることができました。
接客販売の仕事は、
売上をつくることです。
売上を取らねばいけない!という
焦りが募れば募るほど、
数字しか見えなくなりがちです。
でも、その数字は、
お客様と関係を築いて、
お客様の気持ちが動いた先にこそ、
できるもの。
目の前のお客様を見ること。
目の前のお客様を知ること。
目の前のお客様に寄り添うこと。
そして、お客様と一緒に
商品を通して
よりより未来をつくっていくこと。
当たり前だけれど、
忘れてしまいがちな大切なこと。
私自身、
薄れてしまっていたように感じます。
せっかく気づかせてもらえたからこそ、
それを忘れずに
今年も『売れる接客』を
お届けできたらと思います。
鈴木比砂江
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