売り逃しをする人の接客の仕方

千葉に向かう電車の中で書いています。

隣に男子学生が座っているんですが、
音楽を聴きながら
首をぶんぶん振りまくっています。

こちらにぶつかってくるのではないかと
気になって仕方ありません。

しかも、けっこうな勢いで
振っているので
当たると痛そうです。。。

 

さて。

 

先日、
ファッションにまつわる商品を
扱う企業での研修時のこと。

 

試着の話題になった時に
出ていた一つに、

”お客様の様子を見て試着を案内する” 
ということがありました。

 

そこで、
お客様のどんな様子を見て
案内をどのように変えるのか
聞いてみたところ

早歩きで、
急いでいる感じのお客様や、

「ちょっと寄っただけで」と
おっしゃるお客様は、

時間がなさそうだし、
下見客だから、
試着は案内しない。 とのこと。

 

一見、
お客様を観察して判断しているように
見えるかもしれません。

ですが、
私はもったいない判断ではないかなと思います。

なぜなら、
お客様の気持ちは変わるからです。

 

例えば、
あなたはこんな経験ありませんか?

お昼時に
『今日はあまり
 おなかが空いていないなぁ』
思っていたにも関わらず、

食堂の前を通って、
カレーの香りをかいだら、
『あれ?おなかが空いてきたかも♪』と
食欲が湧いてくる。

私なんて、
しょっちゅうです(笑)

接客でも同じで
最初、お客様が早歩きをするのも、
「ちょっと寄っただけ」と言うのも、

その時はきっと
『今日は買うつもりではないから』と、
警戒をしているんです。

 

でも、商品を見て、
接客を受けているうちに
気持ちが高まってくる。

 

せっかくお客様が
そんな気持ちになっているとしたら、
試着のご案内をしないのは
もったいないと思いませんか?

 

大丈夫です。

 

試着する気持ちになっていない
お客様は
ちゃんと断ってくれるので。

最初に下見っぽいと感じたお客様には
『試着させなきゃ!』
『商品を試してもらわなくちゃ!』と
思わずに、

こちらから試してみることを切り出すことで、

「あ、じゃあ、
 試着してみようかな」

「ちょっとだけ
 試してみようかな」と言える

きっかけをつくりにいくだけ。

そう思ってみてはいかがでしょうか。

 

商品を試すことを
ご案内するお客様が増えれば

試してくださるお客様数も増えていきます。

それだけで確実に売上は伸びていきますよ♪

 

鈴木比砂江

 

 

 

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