差がつく接客の見送り時の”一歩”のポイント
昨日の研修後、
一人の女性の方が
声をかけてくれました。
「この研修に来れて
本当幸せです。
先生って、偉そうな感じがするのですが、
鈴木さんはいっぱい失敗して、
グチを言いたくなることもあって、
私たちと同じなんだなって
思えたことが近くに感じられたし、
だから、私も頑張ろうって
思えました。
あと、
今日初めて会う人たちだったんですが、
こんなに楽しく
こんなに真剣に仕事の話ができて
もう、本当によかったです」と。
講師って、
別に偉くないんですけどね^^
ただ、受講される方の
気づきや、学びが深くなって、
動けるサポートをする役割、
というだけです。
それよりも、
この方の話を聞いて、
また、話している表情を見て、
素敵な受け止め方を
される方だなぁと思いました。
見方を変えると、
『失敗だらけの講師なんて嫌だ!』と
思えるし、
『研修で、いろんな人と
たくさん話をさせられて
もう ウンザリ!』とだって、
思えたりもするでしょう。
でも、この方は
ご自身が前進する捉え方を
してくださった。
こういう感情が
自然に生まれる人って、
素敵だなぁと
私の方が勉強させられました。
素敵だなぁと思うつながりで、
今日は
私がある接客のポイントを
習慣にするようになった
先輩の”一歩”について
ご紹介します。
その先輩には、
お客様がたくさんいました。
一度、接客をすると
多くのお客様が
またその先輩のもとに
いらっしゃるんです。
特に、見送り時に
先輩とお客様は
よく小話をされていました。
当時の私は
見送り時に会話をすることって
あまりなかったんですよね。
いまいち、盛り上がらない感じも
ありましたし。
で、ある時期
その先輩を観察していたんです。
すると、
先輩はある”一歩”がありました。
その一歩とは、
出口から出る”一歩”。
私は
出口ギリギリのところまで行って
見送りをしていました。
一方で、
その先輩スタッフは、
一歩外まで出て
見送りをしていたのです。
私は、
『自分がお客様だったら、
わざわざ外まで一歩出てくれたほうが
うれしいだろうなぁ』と
思いました。
やってみると、
一歩出て、
そのタイミングで
「このあとは
どこかに行かれる予定なんですか?」
などと、話したほうが
会話が続くんです。
見送りをして、
お客様が振り返って
ペコリと会釈をしてくれる回数も
断然増えました。
たった一歩の差。
でも、この一歩で
お客様の中には
『大切にされている』と
思ってくださる方が
いらっしゃるのではないでしょうか。
すべてのお客様には
届かないかもしれない。
でも、誰かの心に届くのであれば
大事にしたい一歩だと思いました。
それからは
私が店頭に立つ際に
大事にしている習慣の一つです。
鈴木比砂江
※
今日、スタッフが
打ち合わせの帰りに
渋谷の啓文堂書店さんで
新刊を見つけて、
「鈴木さんの本が
一番減っていますよ!」と
写真を撮って送ってくれました^^
お買い上げくださった方、
ありがとうございます!
ほかにも
『ここで、あったよ!』と
教えていただけるとうれしいですし、
『読んだよー!』と、
感想をいただけたりしたら、
もう、鼻血を出して喜びます(笑)
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