エステサロン開業時に揃えておきたい備品や選び方を徹底解説!
これからエステサロンを開業するにあたって、どのような備品を揃えればいいかわからないという方も少なくないはずです。エステティシャンやサロンスタッフとして勤務した経験があったとしても、開業準備に関するノウハウをお持ちではない方も多いでしょう。
そこでこの記事では、エステサロン開業時に揃えたい備品や備品の選び方について詳しくご紹介します。サロンで必要な備品を大きく3つのカテゴリーに分けて解説するので、ぜひ参考にしてください。
その1|施術に必要な大型器具や機器と選び方
サロンを開業する上で、什器(じゅうき)やエステ機器は必要不可欠なアイテムです。サロンでの施術メニューによって揃えるべきアイテムは異なりますが、主に次のアイテムを用意していきましょう。
▽什器やエステ機器で必要な備品
- ・施術用ベッド
- ・ワゴン
- ・施術者用チェア、スツール
- ・タオルウォーマーやタオルクーラー
- ・備品消毒のための衛生機器
- ・エステ機器
施術用ベッドは、折りたたみができるタイプやリクライニングができるタイプ、そして低反発のタイプなど、さまざまなタイプがあります。施術スタイルや寝心地のいいもの、エステサロンの内装に合わせて選んでいきましょう。
そのほかにも、アイテムを収納しておくワゴンや施術中にスタッフが着席するチェアやスツールも、部屋の内装や使い勝手を重視して選んでいきましょう。そのほかにも、タオルウォーマーや備品を消毒するために必要な衛生機器などもまとめて用意する必要があります。
なかでも、一番重要なアイテムが「エステ機器」です。サロンの顔ともいえる備品選びにはぜひこだわっていきましょう。
エステ機器の選び方
ここからは、エステ機器の種類や選び方について詳しくご紹介していきましょう。
エステ機器の種類
エステ機器には、大きく分けて次の3種類があります。
▽エステ機器を主な種類
- ・痩身機器
- ・脱毛器
- ・美顔器
施術メニューの内容に応じて、必要な機能を搭載した機器を選んでいきましょう。さらに、機器を購入するか、それともレンタルやリースをするかも大切なポイントです。毎月のランニングコストはかかるものの、最適な機器を選んでいきましょう。
エステ機器の選び方
エステ機器を選ぶポイントは次の4つを重視していきましょう。
▽エステ機器を選ぶポイント
- 1. コストパフォーマンスのよさ
- 2. 機能性と操作性のよさ
- 3. 機器の大きさ
- 4. 保障内容
エステ機器はどれも高価なものばかりですので、コストパフォーマンス性をしっかりと見極めていく必要があります。1回の施術あたりにかかるコストはどれくらいか、そしてメンテナンス方法やカートリッジ交換が必要な場合は頻度も確認しておきましょう。
エステ機器を購入するか、レンタルするかも機器を導入する際に非常に大切なポイントです。初期投資の費用を少しでも抑えたい場合はレンタルを、長期的にみてコストを抑えたい場合は購入を検討してください。
1つの機能に絞った高機能な機器をはじめ、さまざまな機能を搭載している機器など、それぞれのアイテムで特徴が異なります。必要な機能が揃っているか、そして操作性のよさをチェックしていきましょう。
エステ機器は大きいものが多く、使用する場所を選んでしまうことがあります。大きくて重たい機器は部屋の移動はもちろん、スペースをとってしまうため、小規模の店舗には、小回りがきくスリムなボディのアイテムを選ぶようにしましょう。
最後に、エステ機器の保証期間や保証内容についても事前に確認しておきましょう。そして定期点検やメンテナンスなど、保証期間中に受けられるサービスについても併せてチェックしてください。
その2|消耗品として必要な備品と選び方
エステサロンの消耗品として必要なアイテムは次の通りです。
▽エステサロンの消耗品で必要な備品例
- ・バスタオルやフェイスタオルなどのタオル類
- ・ベッドシーツ、ベッドカバー
- ・ペーパーショーツ、ブラ
- ・不織布マスク
- ・ガーゼやコットン、スポンジ
- ・ヘアコーム
- ・スリッパ
- ・基礎化粧品、メイクアイテム
- ・ティッシュ、トイレットペーパー、衛生用品
- ・ハンガー
- ・荷物置き
- ・傘立て
消耗品は、このように用意するアイテムは多岐にわたります。なかでも、特にこだわって選びたい消耗品を厳選してご紹介しましょう。
その1|タオル類
タオルは、フェイスタオルサイズから特大サイズまで複数の大きさのものを用意していきましょう。そして、1日の営業を通してタオルが足りないということがないように、ある程度余裕を持った数を用意するのがポイントです。
さらに、バスタオルやフェイスタオルのように、水分を拭き取るために使用するアイテムはなるべく厚手で吸水性の高いものを選びましょう。反対に、おしぼりやスチームタオルのように濡らした状態で使用するタオルの場合は、絞りやすい薄手のタイプがおすすめです。
その1|シーツやカバー
ベッドシーツやカバーを選ぶ際は、「使い捨て」タイプか「繰り返し使う」タイプがありますので、施術タイプによって選んでいきましょう。
不織布タイプのシーツやカバーは、感染症対策にも非常に有効なのでおすすめです。ベッドの汚れを防ぐことで、ベッドを長期間清潔な状態で使い続けることができるでしょう。
その3|ペーパーショーツ類
お客様が施術中に着用する替えの下着やガウンの用意も必要です。これらのアイテムの色味は、色が透けにくい濃いめのカラーのものを選んでいきましょう。黒や紺、焦茶などのカラーがおすすめです。
そして、ジェルやオイルなどが付着しても破れにくいアイテムであることも重要なポイントです。耐久性やつけ心地のよさにも注目していきましょう。
その3|スタッフが使用する備品と選び方
サロンで働くスタッフたちが使用する備品もこだわって選んでいきましょう。
▽サロンで働くスタッフが使用する備品例
- ・書類(カウンセリングシート、契約書、伝票、領収書など)
- ・筆記用具
- ・掃除アイテム(掃除機、ほうき、モップ、雑巾など)
- ・施術用アイテム(刷毛やボウル、オイル、ジェルなど)
- ・ユニフォーム
- ・レジ
なかでもこだわって選びたいアイテムについて詳しくみていきましょう。
施術用アイテム
施術内容によって必要なアイテムは異なるものの、刷毛やボウル、コットンは必需品です。特に刷毛は、ボディ用は大きめのタイプ、フェイシャル用には小さめのアイテムといったように、使用する部位によって使い分けていきましょう。
そして、オイルやジェルなどは複数の香りを用意しておくと、お客様の好みに合わせてチョイスできるのでおすすめです。
ユニフォーム
エステサロンの雰囲気やコンセプトに合わせてスタッフのユニフォームを選定していきます。雰囲気にあったカラーやデザイン、そして動きやすさなどを総合的に判断していきましょう。
パンツスタイルに合わせやすい「チュニックタイプ」やシンプルなデザインが特徴の「カットソータイプ」などもありますが、サロンで一番人気なのが「ワンピースタイプ」です。
ワンピースタイプは女性的なデザインでかわいらしい印象を与えられるので、エステサロンにぴったりのユニフォームといえるでしょう。
レジ
最近では、オンライン決済やクレジット決済を希望されるお客様も非常に多くいます。そのため、レジを導入する際は複数の決済方法が選択できるような仕組みを整える必要があります。
そこでおすすめなのが「POSレジシステム」です。正確な売上管理はもちろんのこと、オンライン決済との連携、そして顧客情報や売上履歴を一括管理することで、マーケティングに活用することもできます。
タブレットを活用することで、初期投資も抑えることができるので非常におすすめです。
サロン開業に必要な備品は妥協せずに選んでいこう!
いかがでしたでしょうか?エステサロンを開業する際に必要な備品について詳しくご紹介しました。エステサロンを開業する際は、大きなアイテムから小さなものまで幅広いアイテムを揃える必要があります。
今回ご紹介した備品選びのポイントをおさえながら、一つひとつのアイテムをこだわって選んでいきましょう。
これからもサロンがより多くのお客様にリピートされ、そして安定した売上はもちろん、売り上げを伸ばし続ける秘訣について紹介します。
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