集客力のあるサロンに必要なコンセプトとは?考え方から決め方まで徹底解説!
エステサロンの集客を行う上で必要不可欠なのが「サロンコンセプト」です。リピーターをつけて安定した収益を上げるためには、明確なコンセプトを作成することが非常に大きなポイントとなるのです。
そこでこの記事では、集客力のあるサロンにするためのコンセプトについて詳しくご紹介します。サロンコンセプトの考え方から作成方法まで解説するので、これからサロンをオープンさせる方はぜひ参考にしてください。
エステサロンでコンセプトが必要な3つの理由
サロンコンセプトとは、企業理念をかなえるための手段や構想のことです。サービスに関する価値観や考え方、そしてサロンとしての姿勢を誰に対してもわかりやすい言葉でまとめたものをいいます。つまり、サロン作りをする上で中核となる考え方のことです。
ここからは、エステサロンでコンセプトが重要である3つの理由について詳しくご紹介します。
▽エステサロンでコンセプトが必要な3つの理由
- 1. お客様にサロン独自の付加価値を伝えるため
- 2. 一貫したサロンの経営方針を定めるため
- 3. 従業員からの信頼を得られる
お客様にサロン独自の付加価値を伝えるため
コンセプトというと、部屋の内装やインテリアなどのハード面を思い浮かべてしまいがちですが、実はそれだけではありません。お客様に、サロンのサービス内容やサロンの経営方針などの価値観を伝えるとても有効的な手段なのです。
具体的にどのようなサービスを提供していて、サロンに通うことでどのようなメリットがあるかを明確にすることで、他のサロンとの差別化ができるでしょう。
競合との差別化が図れることで、自然と新規顧客やリピーター客の獲得につながっていきます。このサロンに通い続けたいと思ってもらうためにも、わかりやすく伝わりやすいコンセプト作りが非常に大切なのです。
一貫したサロンの経営方針を定めるため
サロンのコンセプトは、お客様だけでなく、サロンで働くスタッフや従業員に対しても非常に大切な存在です。
どのようなサロンを目指しているのか、そのためにはどのような接客やサービスが求められているかを明確にすることで、スタッフ全員で一貫した考えや価値観のもとで働くことができるでしょう。
スタッフの接客方法や技術などのサービス内容がバラバラになってしまうと、遅かれ早かれお客様は離れていってしまいます。経営方針に一貫性を持たせるためにも、しっかりとしたコンセプト作りは非常に大切なのです。
従業員からの信頼を得られる
明確なコンセプトが決まっていると、現場で働くスタッフたちも非常に働きやすいと感じるでしょう。その結果、従業員たちからの信頼や支持を得ることができるでしょう。
このサロンで働きたい、サロンのために貢献したいと感じてもらうためにも、スタッフの働くモチベーションを上げるためにも、コンセプト作りは非常に重要なポイントなのです。
コンセプトを作成する基本的な流れ
ここからはサロンのコンセプトを作成する際の基本的な流れについてご紹介しましょう。
▽サロンコンセプトを作成する基本的な流れ
- 1. 顧客のターゲット層を決める
- 2. ペルソナを決める
- 3. コンセプトを具体化させる
その1|顧客のターゲット層を決める
コンセプトを考える際に非常に最も大切なのが、顧客のターゲット層を明確にすることです。どんなお客様も歓迎しますというサロンはとても聞こえはいいものの、ターゲット層を絞り込まずにいるということは、サロンの強みや特徴を伝えていないということと同じことです。
ターゲット層によって、サロンのコンセプトは大きく変化します。アットホームな雰囲気を大切にしたい場合は、庶民的な価格帯のサロンを目指したり、高いサービスを提供したい場合は富裕層向けの高級サロンを目指したりと、目指すサロンイメージはさまざまです。
コンセプトを作る前に、どのような客層をターゲットにするかを決めていきましょう。
ペルソナを決める
ターゲットを明確にしたい場合にとても役立つのが「ペルソナ」を設定することです。
▽ペルソナの設定項目例
- ・性別
- ・年代
- ・年収
- ・仕事
- ・ライフスタイル
- ・趣味
- ・価値観
- ・来店目的
具体的な顧客層を絞り込むことで、サロンの価格帯や出店エリア、営業時間やサロンの内装などを具体的にイメージすることができるでしょう。
お客様がどんな悩みを持っていて、どのようなサービスを求めているかをイメージするためにも非常に有効的な方法といえます。
コンセプトを具体化させる
顧客のターゲット層をはじめ、具体的なペルソナが定まったら、より詳しいサロンコンセプトを作成していきましょう。漠然としたコンセプトでは、お客様の心も従業員の心も掴むことができませんので、しっかりと中身のあるコンセプトを作り上げていきましょう。
具体的なコンセプトの作り方
ここからは具体的なコンセプトの作り方についてご紹介しましょう。コンセプトを作り上げるためには、次の6つのポイントを明確にする必要があります。
▽具体的なサロンコンセプトの作り方
- 1. エステサロンをオープンさせる原点を明確にする
- 2. エステサロンの理念を明確にする
- 3. 技術やサービスに関するこだわりを明確にする
- 4. 商材に関するこだわりを明確にする
- 5. エステサロンの空間づくりのこだわりを明確にする
- 6. おもてなしの精神やスタッフの行動指針を明確にする
STEP1|エステサロンをオープンさせる原点を明確にする
コンセプトを考える上で一番の土台となるのが「なぜサロンをオープンするのか」という動機です。どのような気持ちやモチベーションでサロンを立ち上げるかという熱い想いをコンセプトのなかに上手に盛り込んでいきましょう。
STEP2|エステサロンの理念を明確にする
お客様にどのようなサービスを提供していて、通うことでどのようなメリットがあるのかというエステサロンの理念を明確にする必要があります。ただ痩身が期待できるといったような曖昧な表現ではなく、より具体的に表現するように心がけましょう。
STEP3|技術やサービスに関するこだわりを明確にする
サロンの強みである技術面やサービス面でのこだわりをコンセプトに盛り込んでいきましょう。他のサロンでは得られないメリットを表現することで、独自の価値を生み出すことができます。
ターゲット層にあっているサービス内容であるか、そしてどこにでもあるものでないかなどを確認しながら、サロン独自のこだわりを作り上げていきましょう。
STEP4|商材に関するこだわりを明確にする
技術やサービスと同じくらい大切なのが、使用する商材です。コンセプトにマッチした商材であるかはもちろんのこと、商材のこだわりや使用することでどのようなメリットがあるのかを明確に伝えることで、お客様の心をしっかりと掴めるでしょう。
STEP5|エステサロンの空間づくりのこだわりを明確にする
エステサロンを作る上で大切にしているこだわりについてもコンセプトに盛り込んでいきましょう。
たとえば、1日限定3組だけの上質なおもてなしを提供するサロン、そして完全個室でプライバシーが守れるサロン、そしてアットホームな空間で気軽に通えるサロンなど、それぞれのサロンがこだわった空間づくりのポイントをコンセプトに入れ込むことで、お客様がサロンで過ごす時間をイメージしやすくなるでしょう。
STEP6|おもてなしの精神やスタッフの行動指針を明確にする
サロン経営をする上で大切にするおもてなしの精神やスタッフの行動指針についても触れておきましょう。たとえば、平日の夜遅くまで営業しているから仕事帰りにも立ち寄りやすいなどの付加価値を付け加えたり、無理矢理商品を売りつけたり、勧誘したりしないことなど、お客様との約束事も明記することもおすすめです。
明確なコンセプトを掲げてサロン経営を成功させよう!
いかがでしたでしょうか?エステサロンを経営する上で必要不可欠なコンセプトについて詳しくご紹介しました。明確なコンセプトを掲げることで、サロンの集客力を上げることはもちろん、安定的な経営にもつながります。
コンセプト作りをするためには、まず企業理念を明確にすること、そして顧客のターゲット層やペルソナを明確にすることからはじめていきましょう。
今回ご紹介したコンセプトづくりの流れにそって、ご自分のサロンに合うコンセプトを作成していってください。
これからもサロンがより多くのお客様にリピートされ、そして安定した売上はもちろん、売り上げを伸ばし続ける秘訣について紹介します。
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