始める前に知って起きたい!自宅サロン開業で失敗する人の4つのパターン
これから自宅でサロンを開業したい!と考えている方、すでにサロンをオープンしたものの思うようにうまくいっていないという方にはいくつか特徴があります。
自宅サロンは初期投資も抑えることができて、開業のハードルが低く気軽に開業する方法の一つです。でも、自宅サロン開業で失敗している人が多いのも事実…。
成功した未来を想像することも大切ですが、失敗した方の事例を知っておくのも成功の秘訣です。今日は自宅サロン開業で失敗する人の5つのパターンをご紹介します。
自宅エステ失敗事例(1)情報量が不足している
自宅サロンで失敗する原因として「情報量の不足」があります。
自宅なので不特定多数の人の情報を公開することに抵抗がある方も多いのではないでしょうか?特に子どもがいる家庭であればなおさら心配になって住所などの情報を非公開にしていませんか?
さらに「顔出しNG」「本名NG」「店舗(自宅)外観掲載NG」にしていませんか?
自身の情報を守りたい気持ちはすごく良くわかります。でも、お客様の立場に立って考えてみましょう。
住所も顔もわからないサロンに「問い合わせしてみよう!」という気持ちになるでしょうか?
多くのお客様は住所やオーナーの顔がわかるサロンを選びます。
成功しているサロンはお客様に選んでいただける情報を公開しています。もし、あなたのサロンの情報が不足していると自覚しているのであればまずは公開する情報量を増やすことから初めてみましょう。
また、これから開業を予定している方もサロン情報はできるだけ公開するようにしましょう。どうしても自宅の情報公開が出来ないのであれば、店舗を借りることを検討してみてくださいね。
自宅エステ失敗事例(2)生活感が出ているサロン
自宅サロンでよくある失敗事例として「生活感が出てしまう」という点があげられます。
自宅サロンは初期費用を抑えることが出来ますし、自宅なのでいつでも仕事ができるという点では大きなメリットがあります。ですが、サロンに通うお客様は今より美しくなりたいという願望とともに「非日常感を味わいたい」と感じている方も多いです。
自宅エステの場合、生活雑貨や家具、食事のにおいなど生活感が出やすいです。そのため、非日常感求めるお客様にとって快適な空間になりにくい傾向が強いです。
自宅でエステ開業する場合は生活スペースとサロンスペースは明確に分けるのが望ましいです。お客様がリラックスできる空間演出も成功の秘訣です。
また、家族にも協力してもらい足音やテレビの音など生活音が出ないような環境作りも大切です。
自宅エステ失敗事例(3)特徴がない
自宅サロンで失敗する原因として「サロンの特徴がない」という点があります。あなた自身が得意なことがわからないからお客様に選ばれなくなってしまうのです。
「なんでも出来ます!」はすごく聞こえが良い言葉です。でも、何でも出来ますはお客様の心には響きません。
自宅開業サロンが大手サロンより選ばれるようになる方法は、大手サロンに勝る「何か」を突き詰める必要があります。
・○○というアロマオイルを使用してマッサージしているのは近隣地域で当店だけです!
このようにあなた自身の「得意」や「特徴」を全面に押し出していきましょう!そうすることで特定の悩みを抱えたお客様に選ばれるサロンになります。
また、あなたの得意をお店のコンセプトにしてしまう方法もあります。トータルエステサロンよりも「美脚専門エステサロン」のようにコンセプトを作ってしまうのも手段の一つです。
これからサロン開業する方はぜひ、あなたの得意を全面に押し出した店名・広告を意識してみてくださいね。
自宅エステ失敗事例(4)メニュー作りの失敗
よく見かけるのはリラクゼーションであれば、
『60分、もみほぐしコース』
『リンパケア 50分コース』
エステであれば
『フェイシャル45分』
『ハイパーナイフ 100分』
ネイルであれば
『シンプルデザイン 5800円』
などです。
勉強熱心なあなたは、もしかすると次のようなことを聞いてメニュー作成をしたのではないでしょうか?
高額なメニューをつくったほうがいい
回数券を用意したほうがいい
これは、その通りなのですが、月商100万円にいっていないほとんどのサロンはポイントを間違ってしまっていることが多いです。
ある小顔矯正を扱うサロンでは、10回、128,000円の回数券を販売していました。1回あたりは、12,800円です。
でも、その回数券を購入される方は10人中1人いればいい程度。その後、回数券の見直しをしました。
回数を10回→4回に変更しました。
そして、価格を68,000円にしました。1回あたりは17,000円です。以前より、1回あたりの価格は高くなっています。
そして、その4回の回数券についてのご案内をつくり、着替えをする際に見える場所と、お手洗いに貼ったのです。
すると3人に1人の割合で、お客様から「これって、今日買ったら、今日から使えますか?」と、お客様が自ら「買いたい」と言ってくださるようになったのです。
また、お客様から言われなくても適切なステップでご案内をすることで、10人中8人がこの4回の回数券を購入してくださるようになりました。
1回あたりの価格は5,000円高くなったのに、お客様は喜んで買ってくださるようになったのです。
お客様から選ばれるメニューとは、お客様の『欲しい』を引き出すメニューであることが大切です。
適当に高額なメニューを用意すればいい、というわけではありません。また、回数券もとりあえず用意しておけばいい、というものでもないんですよね。
・施術を通してお客様が得られる未来はどういった状態なのか
・サロンが提供している技術に合った回数は何回なのか
・お客様がほしい未来を手に入れるためにはどれくらいの頻度で何回通ってくださるといいのか
こういったことをしっかり考えた上であなたのサロンの価値が最大限伝わるように価格や、回数券の回数を決めることが重要です。
自宅エステ失敗事例(5)すべて独学でやろうとする
私はこれまで数万名の方にお会いをしてきました。実際の多くの方とお話をしていると、これから先、望む成果を手に入れられるであろう人と、難しいだろうなぁと感じる人がいます。今の月商が1万円だろうと、10万円だろうと、50万円だろうと関係なくです。
では、どういう人が成果を出すのは難しいと感じるかというと…それは、
独学でやろうとする人です。
残念ながら、こういう方はビジネスではうまくいかないです。あなたのサロンのまわりでうまくいっている
あのサロンも、このサロンも、きっと独学ではなく、ビジネスのやり方をこっそりと誰かから学んでいるでしょう。もしくは、過去に学んでいたはずです。
では、なぜ独学でやる人はうまくいかないのでしょうか。それは、ズバリ!甘く考えているからです。
しっかりした技術を持って、サロンを運営し続けていれば、お客様はついてきてくれて売上は立つ!と、感じてしまうんですよね。
ですが、これに関しては5万名を超える人をサポートしてきたからこそ、断言できます。残念ながら、難しいです。
なぜなら、「施術の技術」と、「売上をつくる技術」は、別物だからです。成果を手に入れられる人は、「施術の技術」と、「売上をつくる技術」は別物だとわかっているからこそ、ちゃんと誰かから学ぶことを大事にされているんですよね。
例えば、「その部分を、こんな風に変えてみましょう」と、言って、それを変えたたけで売上が伸びたり、
「今のままだとお客様の気持ちが動かないので、勇気を出して、一度変えてみませんか?」と、見直したところ、途端に売れ出したり…そんなことが本当によく起きます。
自分の頭で考えて行動することはすごく大切なことです。でも、自分の頭だけでなく誰かの経験や知恵を借りるのも失敗を防ぐためには大切なことだということも気をつけてみてくださいね。
まとめ
自宅エステサロン開業でよくある失敗事例を5つ紹介しました。初期費用が抑えられ、いつでも仕事ができるというメリットはあるものの、デメリットもあるということを認識しておくことが大切です。
また、自宅サロンといえど開業した以上はほかのサロンと同じステージで競うことになります。初期費用や運用コストが低いから少ないお客様だけで良いという甘い考えは危険です!
常にお客様から選ばれるサロンを意識することが失敗を防ぐ大切なポイントです!
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