新人や後輩スタッフを上手に育てるコツ
こんばんは!
価格ではなく、価値で選ばれる
売れる接客コンサルタントの鈴木比砂江です。
新人や後輩スタッフは
育っていますか?
今日はスタッフの教育について。
「鈴木さんは販売員の時に
どんな研修を受けてきたんですか」
そう聞かれることがあります。
世界的なブランド企業だけに
きっと研修に研修を重ねて、
鍛えられたに違いないと
思われるようです。
私が受けたのは、
新卒での入社時研修のみです。
だから、自分でも
特別教育をしてもらってはいない。
ずっとそう思っていました。
”私は自分の力で育ったのだ!”
そう思っていた部分も
少なからずあったと思います。
でも、様々な店舗のサポートを通じて
最近になって、
強く強く感じることがあります。
私は育つことができる環境を
与えてもらっていたんだな、と。
あまりにも当たり前のことすぎて
なかなか実感できずにいました。
自分が育つ環境だったと
感じる点は
先輩からグチを聞かなかった環境です。
一緒に働く仲間について、
会社の体制について、
扱っている商品やサービスについて、
私は新人だったころの一年間、
誰からもグチを聞いたことが
ありませんでした。
私が配属された店舗では、
特別なことがない限り
土日は出勤でしたし、
GWだからと
ずらしてまとめて休みを取るということも
ありませんでした。
でも、先輩たちが
誰も不満を言わないので
接客業はみんなが休みの日に仕事をする。
それが当たり前だと思っていました。
また、売っても売らなくても
給料に全然差がないシステムに対して、
先輩たちが何も言わなかったので、
私も当たり前のことだと思っていました。
(『私の売上だったら、
会社によっては倍くらいの給料を
もらえたじゃん!』
ということは、最近知りました^^;)
新商品が入ってきた時には
『なにコレ、変な形(`-д-;)ゞ』(心の声)
と思っても、
周りの先輩たちが
「かわいー♪」
「欲しいー♪」と言うんです。
そんな言葉を聞くことで、
『ん、これはかわいいものなんだ。
どこがかわいいんだろう?』と、
かわいい点を探そうという
意識になりました。
かわいいところ探しをしながら
毎日商品に触れているうちに
次第に商品へ愛着が湧いてきて、
私もいつのまにか
「かわいー♪」「欲しいー♪」と
思うようになっていました。
また、新しい取り組みや
キャンペーンの際には
不良の私は
最初はいつも
『面倒くさいなぁ』と思うのですが、
先輩たちが張り切っているので
最終的には私も燃えていきました^^
いろんな経験を重ねた今、
先輩たちの文句やグチが
新人の頃、
耳に一切入らなかった環境のおかげで
私は成長できたのだと、
わかってきました。
もし、これが最初に
「土日休み取れないから
嫌なんだよね~」とか、
「うちの給料低いと思わない?
一般的には○円なんだよー」とか、
「(商品に対して)この商品って、
微妙じゃない?
こんなんじゃ売れないよね~」と、
言われていたら・・・
意思の弱い私は間違いなく
「ですよね~」と同調して、
モチベーションもダウン、
接客も適当になっていたでしょう。
前向きな職場環境を
周りの方たちがつくってくれたおかげで、
仕事をする楽しさを見つけることが
できました。
その結果、
売り上げアップにつながったのです。
新人が入ってくるとなると、
いつ、何を教えたらいいんだろう?と
頭がいっぱいになってしまうでしょう。
色々なことを教えてあげる以前に、
新人に見せない部分を決める。
これだけでも、
きっと新人は
育っていくはずです。
新人スタッフを受け入れる方たちの
参考になればうれしいです^^
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