間違ったお客様のニーズの探り方
こんばんは!
価格ではなく、価値で選ばれる
売れる接客コンサルタントの鈴木比砂江です。
お客様のニーズを探ることを
勘違いしていませんか?
地元の北海道から出てきて
十数年目となりますが、
先日、『手袋を履く』が
方言だということを知りました。
ビックリ!!
標準語だと思っていました。
手袋をはめる、とか、
手袋をつける、というんですね。
今までずっと
何の疑いもなく、
「手袋を履く」と言っていました。
きっと私と話している人の中には
「ん?」と思っていた方もいるんでしょうね~。
教えてよー><
これと同じような認識違いに、
店頭をまわっているとよく遭遇します。
先日、発見したビックリは
『お客様のニーズを探る』
という捉え方についてです。
私は、店頭指導で
接客を受ける際には、
必ず終了後に
「今の接客で
どんなことを意識したか?」
を聞きます。
私
「今の接客で
どんなことを意識しましたか?」
スタッフ
「お客様のニーズを探った点です」
私
「(ん・・・?と、思いながらも)
そうですか。
具体的にどんなことを
探りましたか?」
スタッフ
「好みの色とか、
お休みの日は
どんなことをしているかとか」
私
「(んんん?
聞かれてないぞ、と思いながらも)
そうなんですね。
どんな風に探りましたか?」
スタッフ
「表情などから想像しました」
私
「本当ですか!?
表情から休みの日に何をしているか
想像できちゃいました!?」
スタッフ
「うーん。なんとなく(テヘッ)」
私
「預言者ですね?^^」
驚く方もいるかもしれませんが、
こんなやり取りがよくあります(笑)
特に、傾向としては
20代前半の方に多いです。
『お客様のニーズを探る』とは、
『想像すること』と捉えている方が多いんですよね。
もちろん、
お客様の背景を想像することは
大切です。
でも、
今日黒い服を着ているからといって
いつも黒とは限らないですし、
スニーカーを履いているからといって、
テニス好きというわけではありません。
想像したことが合っているかを
確認するためには
「今日着ていらっしゃるように
黒がいつも多いんですか?」
や、
「何かスポーツを
されていらっしゃるんですか?」
と、聞いてみなければ
わからないんです。
お客様のニーズを探る=想像する
と、考えて接客していた方は
これを機に
ニーズを探る=『聞く』
と、認識することをオススメします。
ただ、そうお伝えると
「好みの色や、
休みの日に何をしているのか
聞くのは個人的なことなので、
聞いていいのか・・・」
と、気にされる方もいらっしゃいます。
私自身、そのような質問をして
お叱りを受けたことは一度もないので、
全く気にする必要はありません。
でも、もし、
そこが気になる方は、
「失礼ですが、」
「差しつかえなければ、」
と付けた上で聞いてみましょう。
そうすると、
こちらも気持ちを楽に
聞くことができますよ^^
鈴木比砂江
PS
『お客様のニーズを探る』というのは、
販売でも営業でも
普通の言葉になっていますが、
『お客様のニーズを聞く』とした方が、
今のスタッフには
ピンとくるのかもしれませんね。
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