買う気があったのに、買わなかった理由
こんばんは!
価格ではなく、価値で選ばれる
売れる接客コンサルタントの鈴木比砂江です。
先日、ある洋服店に行きました。
雑誌で見て
いいなぁと思ったジャケットがあったのです。
試着して、体に合えば買おうと思っていたので
買う気は80%くらいありました。
入店した時には、
お客様が2名いらっしゃり、スタッフも2名いました。
1名のお客様は試着中。
もう1名のお客様は
ぶらぶら店内を見ている状態です。
お店に入った際には
「いらっしゃいませ」と言われませんでしたが、
『まあ、忙しいんだろうな』と思って、
その時はそれほど気にはしませんでした。
私は、雑誌で見たジャケットを探しました。
すると、早々に発見!
『あった♪』と、思い
「試着してもいいですか?」と
店員の方に聞いてみました。
すると、「あ、どうぞ」と、どうでもよさそうな反応。
でも、雑誌で見た時からそのジャケットが気になっていた私は
まだまだウキウキ感の方が勝っていたので、
さっそく試着。
そしたら・・・
肩周りがゴワッとした感じで、
なんだか少し大きいように感じたのです。
そこで、
ブラブラしているお客様を追いかけて、
ブラブラしている店員の方に
「このジャケットは、
もう1つ小さいサイズはありますか?」
と聞いてみました。
すると、
「サイズ自体はつくってはあります」 と。
そこで、ウキウキに包まれて
鈍感になっていた私も気づいたんです。
『あー、私のこと、接客したくないんだ』 と。
イラッとすることはありませんでした。
でも、不思議と
そのジャケットへの興味が薄くなっていったのです。
『別に、無理して
ここで買わなくてもいいよね』
『別に、買えなかったとしても
ジャケットはほかにあるしね』
しまいには、
『雑誌に載っていたから 欲しくなっただけかも』
と、わけのわからない理由まで湧いてきました。
そして、
入店時には買う気80%だったにも関わらず、
結局買わずに
お店を出てきました。
売上を伸ばしたいという思いが強ければ強いほど、
何かすごいテクニックを求めがちです。
でも、まずは
お客様の興味がなくなってしまったり、
お客様が出て行ってしまいたくなる言動を、なくしていく。
それだけでも、
売り逃しは確実に減るはずです。
鈴木比砂江
PS
最近、寒くて
朝、ベッドからなかなか出られません。
『あと、10分だけ寝よう』
この癖、直したいです。
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