客単価を下げる接客、客単価を上げる接客

 

名古屋に向けて移動中です。

 

私は新幹線に乗ると
必ずコーヒーを買います。

 

そして、
あの微妙な振動が刺激になるのか
お手洗いが近くなります。

 

東京から大阪まで移動すると、
3~4回お手洗いに行っています。

 

その時に
乗っている方たちを
見てしまいます。

 

資料を見ながら
口が動いている人がいたら、

 

『これから取引先に、
 自社のアピールをしにいくのかな』

 

読んでいる本のタイトルを見て、

『この方は、部下の育て方に
 つまづいているのかな』 とか。

 

人を見て、
勝手に妄想するのは
趣味みたいなものになっています(笑)

 

その中で、
今日あることが目に留まりました。

 

それは、
コーヒーを飲んでいる方たちの
サイズです。

 

いつもは、
大半が小さいサイズを飲んでいますが、
何人かは大きいサイズを
飲んでいるんです。

 

でも、今日は
全員が小さいサイズなのです。

 

しかも、
私自身も大きいサイズを頼むことが
大半なのに

 

今日は小さいサイズを飲んでいます。

 

なぜだろう・・・?

 

”コーヒーの売り方が
 違うのかもしれない”

 

そう思うと、
コーヒーを販売に来てくれる
お姉さんに会いたくて
しょうがなくなってきました。

 

これほど、
あのお姉さんを心待ちにしたことは
ないかもしれません。

 

10分くらい経ったら
待ち焦がれていたお姉さんが
ワゴンを押しながら
車両に入ってきました。

 

すると、乗客の方が
「すいません。
 コーヒーください」と、
声を出しました。

 

その時の対応で
なぜ、みんなが小さいサイズを
飲んでいるかがわかりました。

いつもの販売員の方たちは
「普通のサイズと、
 大きいサイズありますが、
 どうされますか?」とか、

 

「レギュラーサイズと
 ラージサイズがありますが、
 どちらがよろしいでしょうか?」と
聞いて、
お客様に選択してもらっています。

 

でも、今回は違いました。

 

今回は、
「コーヒー お願いします」と
言われたら、

 

「レギュラーサイズで
 よろしいでしょうか?」
聞いていたのです。

 

わざわざ
「大きいサイズもあるんですか?」と
聞く人なんていないんですよね。

 

だから、
全員「はい」と言って、
小さめのコーヒーを
頼んでいたのです。

 

お客様の大半が小さいサイズを頼むと
自然と、
『全員小さいサイズがいいだろう』と
思いたくなってしまうでしょう。

 

でも、
小さいサイズで
飲み足りなかった、と
感じる方もいらっしゃるかもしれません。

 

○円違いで
大きいサイズもあるなら
教えてほしかったと思う方も
いらっしゃるかもしれません。

 

こちらで
勝手にお客様を決めつけるのではなく、
ちゃんと選択肢を提示する。

 

こんな簡単なことで、
お客様の満足度がアップし、
客単価が上がることに
つながるのであれば・・・

 

やらないのは
もったいないですよね。

 

 

鈴木比砂江

 


仕事後の
帰りの新幹線では、
バニラアイスとコーヒーが
私の定番です♪

 

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