なぜ、同じトークを使っても、「売れる販売員」と「売れない販売員」がいるのか
駅前を歩いていたら、
私の5メートル前あたりに
カップルが歩いていました。
制服を着ているので
おそらく高校生です。
彼女が
スマホをいじるため
一瞬 立ち止まりました。
彼は、
彼女を置いて
スタスタ歩いています。
彼女は用が終わったのか、
スマホを手に握り、
小走りで
彼を追いかけました。
そして、
彼の背中に
飛びつきました。
名付けて、
”飛びつきおんぶ”のような
感じです。
飛びつかれた瞬間、
彼はびくっとしました。
そりゃ、そうですよね~。
背後から
いきなり数十キロが
乗ってくるわけですから。
でも、
振り返った彼の表情は…
満面の笑顔でした。
『初々しくて
いいね~』と、
私はニンマリするのを
こらえながら
横目で見ていました(笑)。
そんな中で、
ふと思ったんです。
飛びつきおんぶをした人が
彼女じゃなかったら
どうだったんだろう?と。
今の彼女より
かわいい女の子だったら
彼も思わずニンマリするかもしれません(笑)。
でも、飛びつきおんぶをした人が
私だったら…
「何するんだよ!
重いんだよ!!おばさん!!!」と、
間違いなく激怒されるでしょう。
彼と彼女の関係だからこそ、
うれしいんですよね。
接客や営業でも
この関係って、
売上に大きく影響すると感じます。
同じ商品説明をしても、
信頼している人から紹介されると、
「いいアドバイスをありがとう!」と感じる。
でも、全然知らない人からのアドバイスだと、
「私のこと知らないクセに、
偉そうに命令するのは
やめてほしいわ~」と
感じることだってあるでしょう。
関係を築く。
これは、どんな価格帯の商品であっても
接客をして⇒お買い上げいただく。
という仕事であるならば
重要なポイントだと思います。
たとえ、1~2分の接客でも同じです。
あなたは、
”売る”という視点の前に、
お客様に信頼してもらうために
何ができるだろうか?と
考えることはあるでしょうか。
もし、そんなことは
考えたこともないなぁ。。。
という方は、
これを機に
信頼してもらうためには
どうしたらいいかを
考えてみてはいかがでしょうか。
セールストークだけでは
お客様の心を動かすことはできません。
”何を買うか”
ということだけを満たすのであれば、
インターネットのほうが
ずっと詳しく、
ずっと簡単に満たしてくれます。
だからこそ、
リアルに接客する私たちは
”誰から買うか”
この価値を磨いていくことが
大事なのではないでしょうか。
鈴木比砂江
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