接客で自分の名前を名乗るのは何のため?

 

こんばんは!

価格ではなく、価値で選ばれる
売れる接客コンサルタントの鈴木比砂江です。

 


夫と娘を放ったらかして・・・

 

 

週末、横浜に行った時のこと。
家族で一泊しました。

 

夫・娘・私の3名分の着替えと、
私の化粧品があったため、
小さなキャスターに入れていきました。

 

私の住まいは東京です。

 

横浜という
とても近いところにも関わらず、
周りから見ると観光客のようです。

 

宿泊をした翌日、
いろんなお店が入っているある館に寄りました。

 

そこに
私好みの雰囲気のお店を発見。

 

せっかくだから、
仕事で履けるようなパンツはないかなと
思い、入ってみると
好みの感じの紺色のパンツを発見!

 

そのパンツを手に、
夫と娘を放ったらかして、
私は試着室へと消えました。

 

パンツを試着して出てみると、
スタッフの方が
「こんな感じのブラウスと合わせると
 ステキですよね♪」
と、
ブラウスを用意しておいてくれました。

 

鏡で見てみると、「いい感じ♪」
(自分で言うな!という感もありますが)

 

うれしくなっちゃって、
「このセットいただきます♪」
即答してしまいました。

 

すると、
「せっかくこんなにお似合いなので、
 色違いのこちらの白のパンツも
 履いてみませんか?」

進められました。

 

私は、
パンツのデザインが好きだったので
「せっかくなのでいいですか?」と言い、
試着室の中に消えようとすると・・・

 

スタッフの方が
「その白だったら、
 今度はこんな感じのブラウスが合うと思いますよ。
 一緒に試着してみませんか?」

と、持ってきてくれました。

 

「あ、はい」

 

私は渡されたブラウスを手に取り、
試着室へ消えました。

 

試着をしてみると・・・

 

 

「またさっきと雰囲気が変わって、いいですね!」

 

見てみると、
『確かに、けっこういいかも♪』

 

そんな感じで、
紺のパンツ、白のパンツ、
白のブラウス2枚、アクセサリー、スカーフ、と
計5点買い物をしました。
 

予想以上に
かなりお金を使いましたが、
「いい買い物をしたわ♪
 これで朝、何を着たらいいだろうと
 悩まなくていいわ♪」
と気分スッキリ。

 

店を出て、ルンルンで
「また横浜に来た時には
 あの店員さんに見立ててもらおう!」

そう思いながら、
帰りの駅に向かおうとした時。

 

 

ふと気づいたんです!

 

 

はっ!
あの店員さんの名前がわからない。。。

 

ネームを着けていたのかもしれないけれど、
見ようともしていませんでした。

 

しかも、名前を教えてもらえなかった。

 

次に行っても
どのスタッフ宛てに行けばいいのかわからない。。。

 

これほどいい買い物ができたのに、
私はきっとこのままあのお店で
買い物をしたことを忘れて、
もう戻ることはなくなってしまうんだろうな。

 

そう思いました。

 

接客をして
名乗ること。

 

あなたは
「誰も私になんか興味を持っていない」
そう思うかもしれません。

 

「名前を名乗るのは
 自己主張が強い人だと思われそう」
そんな抵抗感があるかもしれません。

 

もちろん、
お客様の中にはあなたの名前を聞いても
覚える気なんてない。

 

という人もたくさんいるでしょう。

 

でも、今回の私のように
「またこの人から買いたい」と
思っているのに、名前がわからない。

 

それは、お店にとって
販売員にとっては致命的なことです。

 

「また買い物をしたい!」
というお客様のために。

 

お買い上げにつながったお客様には
最後に名前を伝える。

 

名刺があるなら、
名刺を差し上げる。

 

それは、再来店につながる
あなたのためだけでなく、

「あなたから買いたい」そう考える
お客様の欲求を満たすものではないでしょうか。

 

P.S
私が試着を楽しんでいた頃、
夫と娘は
「ママはどこに行ったんだ!」と
ずーっと探していたようです。。。
ごめんよ。

 

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