接客販売時、名刺を渡す時・名乗る時の次につながりやすい言葉

 

昨日は、保険を扱う企業へ
伺いました。

研修ではなく、
インタビューを受けに。

こちらでは、
年に2回 全社員向けに
外部の人に1人インタビューをして、
それを社内報として届けているそうです。

今回は、
書店で私の本を
立ち読みしてくださったご担当の方が
具体的で使えるポイントが多いと感じ、
声をかけてくださったとのこと。

インタビューしてくださる方たちの
引き出し方が上手すぎて、

私自身、自分で気づいていなかった
接客ポイントも見つかり、
うれしくなってしまいました。

そちらについては
今後どこかのタイミングで
ご紹介します。
きっと。。。(笑)

さて。

今日は、
名刺や、名乗る際の
ポイントについて。

最近、
ちゃんと自分の名前を名乗りましょう!

という教育をされている企業が
多くなってきているように感じます。

それ自体は
とてもいいことだと思います。

だって、
ネームプレートを付けていたって、
お客様はわざわざ
スタッフのネームプレートを
見ようとはされないですからね。

でも、
先日、あるスタッフの方から
こんな質問をいただきました。

「会社からは

 名刺を渡すか、
 名刺を渡さなかったとしても

 自分の名前を名乗るようにって
 言われているんですが、
 それでお客様がまた来てくれたことが
 ないんですが、

 意味あるんですかね?」 と。

そこで、
どんな風に名乗っているかを
伺ってみました。

その方は、
接客の終わりに、

「私、本日担当した○○と申します。
 また、次の時も
 よろしくお願いします」

と、お伝えしているそう。

そこで、
さらに聞いてみました。

「名刺って、
 何のために渡すんでしょうかね?」と。

すると、
一瞬『え?』という表情をされて、
「また来てもらうため」と、
答えてくれました。

確かに
結果として
また来てもらえたら
うれしいですよね。

でも、名刺って、私は
『また来てね』という気持ちを
伝えるものではなく、

責任感持って
これからも接客します。

という姿勢を示すための一つかと
思うんです。

私にとって名刺は、
売って終わりではなく、
困ったことがあった時には
サポートさせてくださいね。

という気持ちを切り出すための
きっかけをくれるものです。

だから、名刺を渡す際にも
伝える言葉は
その気持ち を添えます。

「私、鈴木と申します。
 使っていて、もし不具合があったり、
 どう使ったらいいか迷った時には
 お気軽に声をかけてください。

 こちら(商品)を使った感想を
 教えてもらえるだけでもうれしいです。」

という具合に、
伝えます。

そうすると、
商品について聞きたいことが出てきたら
来店してくれたり、
電話をくださる方も
いらっしゃるんですよね。

その時には
売上にはなりませんが、
その後にまた
お買い上げいただく機会が
生まれやすくなります。

名刺を渡すこと、
名乗ること。

これを、次回の買い物時に
指名してもらうため、と
活用しようとするのではなく、

お客様との関係が続くための
フォローの一つとして
活用してみてはいかがでしょうか。

そうすることで、
お客様からの信頼度が高まり、

結果として
『またこの人から買おう』と、
思っていただくことに
つながるのではないでしょうか。

 

鈴木比砂江

 


今日の午後は、
都内でセミナーです。

つい、数日前までは
上着なしで出ていましたが、
今はダウンを着たいです。
(それか、ホッカイロをしたい・・・)

 

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