「考えてきます」と言われた後は、どうしたらいいか?お客様にできる接客のポイント

神戸からの帰りの新幹線の中です。

 

後ろの方から
酸っぱい香りがしてきていて、

『酢飯を食べているのかな?』

『珍味かな?』

『もしや!
 食べ物ではなくて
 靴を脱いだ匂いだったりして…』と、

くだらないことを考えながら
書いています。

 

さて。

 

接客をしていると
「ちょっとほかのお店も見てきます」

「考えてきます」という言葉を
いただいた経験があるはず。

 

おそらく、
接客販売をしている方であれば、
誰もが必ずもらっているのではないかなぁと
思います。

 

ちなみに、あなたは
この言葉をもらうと、
どんなことを感じますか?

 

『あ~、決まらなかった』

『あーぁ、断られた~』と、
落胆してしまう方も
少なくないのではないでしょうか。

そう感じる通りで、

お客様からすると、
断り文句として
使うことは多いでしょう。

 

ですが、私は
全員が断るために言っているわけではないと
思うんです。

 

だって、私自身も
『すごく気に入ったけれど、
 ほかのお店も少し見てから決めたい』

思うときがありますから。

 

きっと、本当に迷った末に、
ほかのお店と比較をしてから
考えるために口にするお客様も
いらっしゃるはずです。

 

では、
「考えてきます」とおっしゃるお客様に
私たちができることは何でしょうか。

 

色々できることはありますが、
私がやってきたことの一つを
ご紹介しますね。

 

それは、
お客様が再来店しやすいように
することです。

 

具体的には、
「考えてきます」と言われたら、

「承知しました。

 いろいろ見ると
 迷うことも多いと思うので、
 そんなときは
 お気軽に、(商品を)持ってみるだけでも
 またいらしてください」

というような
メッセージをお届けしていました。

 

『いろいろ見て、
 購入を決意したら来てね』ではなく、

『まだ決まっていなくても
 ぜひ、また来てくださいね』
という
気持ちが伝わるようにする。

 

そうすることで、
1~2割くらいのお客様が

「すいません。
 まだ決めていないんですが、
 もう一回 見に来ました」
と言いながら、
いらしてくださるようになりました。

 

しかも、
商品を再度見るためだけに
いらしてくださっても、

先ほど接客をしていたお客様なので、
すでにお互い
親近感も湧いていますし、
話も弾みやすいので、

かなり高い確率で
「これにします」と、
お買い上げにつながることが多かったです。

 

「考えてきます」と言うお客様には、
戻ってきやすい余韻を差し上げる。

 

こんな小さなことが
お客様とあなたを
再度 出会わせてくれるきっかけになるのでは
ないでしょうか。

 

 

鈴木比砂江

 

 

 

 

 

 

 

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