【エステサロン】カウンセリングシートの作り方と活用方法を徹底解説!

カウンセリングシートとは、お客様の健康状態や好み、そしてお悩みや要望を把握することができる便利なツールです。

 

新規のお客様はもちろん、既存のリピーターのお客様にも記入してもらうことで、お客様の細かな変化に気づくことができ、より質の高いサービスを提供できるでしょう。

 

そこでこの記事では、エステサロンのカウンセリングシートの作り方について詳しくご紹介します。カウンセリングシートを利用するメリットやカウンセリングシートを最大限に活用する方法についても触れるので、ぜひ参考にしてください。

 

カウンセリングシートを利用する4つのメリット

カウンセリングシートを利用することで、さまざまなメリットがあります。カウンセリングシートを導入していないサロンはもちろん、これから開業を控えるサロンの方はぜひチェックしてください。

 

▽カウンセリングシートを利用する4つのメリット

  • 1. リピーターを増やすきっかけとなる
  • 2. 情報収集や分析に役立てられる
  • 3. お客様の変化を知れる
  • 4. サロン内で情報共有できる

 

メリットその1|リピーターを増やすきっかけとなる

カウンセリングは、お客様とサロンスタッフの信頼関係をつくるのになくてはならないものです。また、質の高いカウンセリングをすることで、お客様の満足度を高めることができ、結果としてリピータを増やすきっかけとなるでしょう。

 

カウンセリングシートを利用することで、お客様の悩みや要望をより深く知ることができます。結果としてお客様にぴったりの施術を提案でき、よりよいサービスを提供できるでしょう。

 

メリットその2|情報収集や分析に役立てられる

お客様のカウンセリングシートに記載された情報を収集して分析をすることで、新しいニーズや要望が見えてくるでしょう。同じようなサービスを求めているお客様がいると判断したら、新しいメニューを加えることも検討してください。

 

お客さまの要望をしっかりと把握し、施術メニューやサービスにいち早く取り入れることで、他のサロンとの差別化にも非常に有効です。

 

メリットその3|お客様の変化を知れる

カウンセリングシートをカルテとして活用することで、お客さまのちょっとした変化にも気づくことができます。

 

はじめて来店した際にカウンセリングシートに記入してもらうことで、来店当初からこれまでの施術を振り返ることができ、どのように変化してきたかをチェックできるでしょう。

 

1回ごとの施術では体感できなかった変化も、来店当初と比べると大きく変化している可能性もあります。変化を実感してもらうことで、お客様の満足度を高めることにもつながるでしょう。

 

メリットその4|サロン内で情報共有できる

カウンセリングシートを使ってお客さまの情報を管理することで、サロンのスタッフ全員でお客様に関する大切な情報を共有できます。

 

担当したスタッフ以外でも、お客様のお悩みや好み、要望をしっかりと把握することができるので、いつ誰が対応しても満足度の高いサービスを提供できるでしょう。

 

カウンセリングシートの作り方

ここからは、サロンで使用するカウンセリングシートの作り方についてご紹介しましょう。

 

カウンセリングシートに盛り込みたい基本情報

カウンセリングシートに盛り込みたい基本的な質問や項目をご紹介します。

 

▽カウンセリングシートに記載したい基本情報

  • ・名前
  • ・住所
  • ・生年月日
  • ・連絡先
  • ・家族構成
  • ・仕事
  • ・趣味
  • ・どんなきっかけで来店をしたか(ホームページ、口コミ、看板など)
  • ・このサロンを選んだ理由
  • ・身体やフェイシャルなどに関する悩み
  • ・困っている症状がある場合、いつ頃から感じているか
  • ・いままで他のサロンに行ったことがあるか
  • ・過去に大きな手術や病気をしたことがあるか

 

施術内容によって記載すべき項目は大きく異なります。しかし、これらの項目はあくまでも一例に過ぎません。上記の内容を参考にしながら、オリジナルのカウンセリングシートを作成していきましょう。

 

カウンセリングシートで作成すべき5つの項目

カウンセリングシートにただ質問を羅列するのではなく、いくつかのカテゴリーに分けて組み立てていくことをおすすめします。

 

▽カウンセリングシートで作成すべき5つの項目

  • 1. お客様の個人情報
  • 2. エステサロンに来店した理由や動機
  • 3. お客様の生活習慣や健康状態
  • 4. 顔やボディのイラスト
  • 5. 施術に関するアンケート

 

その1|お客様の個人情報

カウンセリングシートの冒頭には、お客様の個人情報に関する情報を記載してもらいましょう。

 

氏名や年齢、住所や連絡先などお客様の大切な情報ばかりですので、個人情報の取り扱いには十分注意してください。

 

来店されるお客様の年齢層や住所を把握することで、市場リサーチにもつながります。集客力を上げるために非常に大切な情報となりますので、可能な限り記入してもらいましょう。

 

その2|エステサロンに来店した理由や動機

お客様がなぜサロンに来店したかという理由や動機を把握することで、お客様のニーズや要望を知れるでしょう。

 

ヒーリングや癒し効果を求めて来店されているのか、それとも身体にどこか不調を感じて来店されているのかによって提供すべきサービスが大きく異なります。来店された理由と、来店時に抱えているお悩みを明確に把握することで、お客様の満足度を高めることができるはずです。

 

口頭で確認しただけでは、大切な内容を聞き漏らしてしまう可能性もありますので、来店した理由や動機に関する質問項目を設置しましょう。

 

その3|お客様の生活習慣や健康状態

お客様のお身体の状態をより細かく把握するためにも、生活習慣や健康状態に関する項目も設けてください。特に次の4つの項目については必ず記載するようにしましょう。

 

▽お客様の生活習慣や健康状態を把握するための項目

  • ・アレルギーの有無
  • ・妊娠の可能性
  • ・食生活
  • ・生活リズム

 

万が一、施術中にアレルギー反応が出てトラブルが生じないよう、お客様のアレルギー項目について事前に把握することが大切です。さらに、妊娠中の方や妊娠している可能性がある方に対しては施術できる内容が限定されますので注意しましょう。

 

食生活や生活リズムには、お客様の悩みを解決するためのヒントが隠されています。身体のむくみや便秘、そして肌荒れなど、多くの女性が抱えるトラブルは正しい食生活や生活リズムに立て直すことで改善されるケースも非常に多くあるのです。

 

ただ施術をするだけでなく、お客様の身体やお肌の状態と向き合い、アドバイスをすることで、よりお客様の満足度を高めることができるでしょう。

 

その4|顔やボディのイラスト

フェイシャル系のサロンであれば顔全体のイラストを、そしてボディを中心に施術するサロンの場合は、ボディのイラストをカウンセリングシートに入れ込んでいきましょう。

 

違和感のある部位や悩みを抱えている部位に丸をしてもらうことで、ヒアリングをする際にとても役立ちます。

 

その5|施術に関するアンケート

はじめて来店されたお客様に対して、施術に関するアンケートを実施しましょう。

 

▽アンケートに記載すべき項目

  • ・施術の評価
  • ・価格の妥当性や満足度
  • ・スタッフの接客態度
  • ・サロンの雰囲気

 

施術に対する評価をはじめ、施術料金やスタッフの接客、サロン全体の雰囲気に関する質問をすることで、お客様のリアルな意見を知ることができます。

 

アンケート結果をもとに、料金システムの改訂を検討してみたり、スタッフに対する教育を徹底したりなど、よりよいサービスを提供するためのヒントとなるはずです。

 

サロンに不満があった場合でも、直接意見を言わずにサロンを離れてしまうお客様がほとんどです。せっかく来店してくださったお客様にリピートしてもらうためにも、否定的な意見もしっかりと受け入れ改善していく努力をしていきましょう。

 

カウンセリングシートを最大限に活用する3つのポイント

お客様の要望や好みを理解するためだけでなく、情報収集や分析にも役立てられることがわかりました。ここからは、カウンセリングシートを最大限活用するためにおさえておきたい3つのポイントについてご紹介しましょう。

 

▽カウンセリングシートを最大限活用する3つのポイント

  • 1. お客様の要望や希望をなるべくたくさん引き出す工夫をする
  • 2. カウンセリングシートで記載してもらった内容を会話の中に盛り込む
  • 3. 定期的にカウンセリングシートに記入してもらう

 

ポイントその1|お客様の要望や希望をなるべくたくさん引き出す工夫をする

サロンで利用するカウンセリングシートには、様々なテンプレートがあります。しかし、テンプレートをそのまま活用するのではなく、お客様の要望や希望をなるべく多く引き出すような工夫をしていきましょう。

 

カウンセリングシートのテンプレートの情報を基本として、お客様の予算や希望する施術内容、そして好みの香りや生活習慣に関する質問など、細かな質問を記録するようにしましょう。

 

ポイントその2|カウンセリングシートで記載してもらった内容を会話の中に盛り込む

カウンセリングやカウンセリングシートを通してさまざまな質問をしますが、お客様にとってスタッフがそれらの内容をしっかりと理解してくれているかを知る術はありません。

 

お客様のことをしっかりと理解していると伝えるためにも、カウンセリングシートに記載してもらった内容を施術中や施術後の会話に盛り込んでいきましょう。自分の要望や好みをしっかりと理解してくれているとわかると、お客様はとても安心します。結果として、お店の信頼度だけでなくリピート率も高まるでしょう。

 

ポイントその3|定期的にカウンセリングシートに記入してもらう

お客様の状況や置かれている環境はその都度変化するものです。お客様の満足度を高めるためにも定期的にカウンセリングシートに記入してもらうようお願いをしましょう。

 

お客様の変化を知ることで最適な施術メニューを提案することができ、結果として質のいいサービスを提供することができます。

 

カウンセリングシートを活用してお客様の満足度を高めていこう!

いかがでしたでしょうか?エステサロンで活用したいカウンセリングシートについて詳しくご紹介してきました。カウンセリングシートは、リピーター獲得やトラブルを回避するためにも非常に重要な役割を果たします。

 

カウンセリングシートを活用することで、お客様の抱えている悩みや生活習慣、お客様の好みなどをしっかりと把握でき、満足度の高い施術やサービスを提供できるでしょう。

 

カウンセリングシートに盛り込むべき基本的な内容に加えて、それぞれのサロンで付け加えるべき項目がないかを検討してください。

 

今後もサロンがより多くのお客様にリピートされ、そして売り上げを伸ばし続ける秘訣について紹介していきます。

 

 

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