お客様が立ち去ってしまった声かけ
昨日、
朝、天気がよかったので
換気のために窓を開けたら、
そのまま忘れてしまい、
仕事から帰ると
凍えそうなくらい部屋が寒々としていました…
窓は締めてから出かける!
今回の教訓です^^;
さて。
先日、ある鞄屋さんに寄りました。
何名かのお客様がいらっしゃって、
スタッフの方も
声をかけに行っています。
ですが、
ある女性スタッフの方が
声をかけると
お客様がそそくさとお店を去っていくんです。
感じが悪い印象ではないのに
どうしてだろう?
と、思っていたら、
私に声をかけてくれたときに
その理由がわかりました。
私が、トートバッグを手に取ったときのことです。
仕事に持ち歩く際には
いつもパソコンを入れるので、
鞄自体が重いと
夕方 肩が外れそうになるんです^^;
そのため、
仕事用の鞄を見る際には
『重さはどれくらいだろう』と思いながら
持ってみるんですよね。
今回も、
そう思って、
鞄を上下に
持ち上げたり、少し下げたりしながら
重さのチェックをしていました。
すると、
その女性のスタッフの方が
笑顔で近づいてきてくれて、
「そちらの鞄は、
税込みで〇円となります」と
教えてくれたんです。
私は重さが気になっていました。
ですが、そのスタッフの方は
価格を教えてくれました。
その声かけを受けて
私は思わず持っていた鞄をすっと置いて
その場を離れてしまったのです。
その後、見てみると
そのスタッフの方は
どのお客様にも価格を教えていらっしゃいました。
たくさん商品がある中で
1つ1つの価格を覚えるって、
ものすごいことです。
価格を覚えるのが苦手だった私からすると
神様のような力です。
ですが。
第一声の声かけで
価格を教えて差し上げることが
接客が前進することにつながるか。
というと、残念ながら
そういうわけではありません。
では、何をお伝えしたらよいのか。
もし、声かけの際に
商品の話題から触れる際には
”お客様が知りたいこと”を
お伝えするほうがいいです。
『お客様が知りたいことがわかったら、
そうするよ!
そこがわからないから、
伝えられないんだろー!』
という突っ込みはいったん横に置いて
もう少しだけ聞いてください^^
では、
お客様が知りたいこととは、
どうしたらわかるようになるのか。
それは、お客様を観察していると
見えてきます。
たとえば、
今回の私のように
鞄を上下に動かしていたら、
重さを気にしている素振りです。
そしたら、
「そちらは、少し重さがあるんですよね。
その分、型崩れせずに
ガシガシ物を入れていただいても
きれいにお使いいただけるようにこだわっているんです」
と、お伝えできますし、
あとは、
「いつもお使いになっていらっしゃる鞄と比べて
重さはいかがですか^^?」と
質問をしてもいいでしょう。
また、持って鏡の前で見ていたら
全体のバランスが気になっている素振りなので、
「鞄が大きめだからこそ、
存在感のある雰囲気でお持ちいただけますね^^」と、
お伝えしてもいいでしょう。
もし、商品の表面を触っているようでしたら、
素材が気になっているのでしょうから、
「そちらは〇〇で作っているんです。
そのため、こういう特徴があります」と、
教えて差し上げると、
お客様は内心、
『教えてくれて、ありがとうございます』と
思ってくださるでしょう^^
もし、このときに
お客様が値札をごそごそ探している素振りをされていたら、
そのときは価格を教えて差し上げるといいです。
『お客様は何が気になって
その行動をしているのかな?』と想像する習慣を持つ。
それが、あなたの声かけ力を
磨いてくれるはずです。
鈴木比砂江
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